病院にて治療や検査をするとき注射や採血を行います。その際私たち獣医はよく威嚇されたり不運にも咬まれることもあります。その時の飼い主さんの様子には二通りあるんですよね。まず1つ目の対応はすぐに叱る飼い主さん。その場合はペットの方の少し反省するのか以後の処置はおとなしく、次に来院されるときはだいぶ友好的になっていることもあります。もう一方の対応はペットは相変わらずこちらを威嚇しているにもかかわらず、“よくがまんしたね〜”とか“おりこうだったね〜”と誉めている飼い主さん。こうなると次の処置もままならなくなり、結局何もできなくなるケースもあります。
飼い主さんもおさえられないペットがたまに来院されます。そのようなとき“甘やかせすぎてしまって”という言葉を聞きます。正直飼い主さんにおさえの効かないペットを初対面に近い獣医におとなしく処置させてくれるかといったら??です。せめて叱るときにはしっかり叱り、誉めるときにはよく誉めるといった習慣をつけてほしいものです。
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