当院が病院名に“犬猫病院”と入れているのは犬猫しか分からないからである。というか犬猫以外の小動物の診療経験がないからである。獣医大学を卒業すればすべての動物が診療できるわけではありません。6年間の教育の中で臨床実習(しかもほとんどが大動物!)といえるような時間は医学部でも少ないと言われていますが獣医学部ではさらに少ないと思います。ほとんどの先生が大学卒業後、自分の興味のある分野の強い個人病院にて修行させてもらいながら勉強していくといった状態なのではないでしょうか。以前は虫類に詳しい先生と知り合う機会があったのでいろいろ聞いたことがありますが、これまた難しい分野だと痛感しました。
患者さんは“先生”といって来院されます。動物病院を名乗る上で“これは当院では診察することができません”とは言えません。まだまだ犬猫の診療を極めているわけではありませんが、これが当院が犬猫病院を名乗る理由です。犬猫以外の患者さんで当院に電話をくださった患者さん、申し訳ありません。
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