レーザーというと何となく怖いイメージがあるかもしれませんが、出力を変化させることで手術に使用したり痛みを和らげる理学療法を行うことができるため、当院では整形疾患の治療法の1つとしてとしてレーザー治療を行っております。
写真は前十字靱帯が部分断裂を起こしてしまったラブラドール・レトリーバーの膝にレーザー治療を行っているところです。
犬の前十字靱帯断裂ではTPLOなどによって外科的に治療していく症例と、体重管理やレーザー治療によって温存治療を行うことが可能な症例があります。写真のラブラドール・レトリーバーは約3ヶ月のレーザー治療で症状の改善が見られ、現在ではどちらが痛めてしまった脚かわからないくらい元気に歩いています。
この他にも、膝蓋骨脱臼整復手術後のリハビリやミニチュア・ダックスフンドにみられる椎間板ヘルニアの治療としても効果を上げております。どうしても手術をしたくない、手術以外に何か方法は無いのか、という時の治療法の1つとしてお勧めします。(症状によりレーザー治療の適応が難しい場合もあります)
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