先日、飛び込みで橈尺骨(前腕)骨折のトイプードルが来院されました。この部位の骨折の治療法には、写真のようなピンニング(金属のピンを骨の中に入れる)という方法と、プレーティング(金属のプレートを骨にあてがう)という方法があります。これがプレーティングですとギブス固定は行わないで済みますが、プレートを当てるのに必要な長さの皮膚切開を行わなければいけないのと骨の形状にプレートを形成しなくてはいけないので技術と時間がが必要となります。もちろん場合によってはプレーティングしかできない場合の骨折もあります。どんな手術法にも利点と欠点があり、適応と適応外があります。どんな場合にも対応できるよう準備と技術の研鑽を積んでおかなくてはなりませんね。
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