1ヶ月ほど前に手術を行った症例のご紹介です。以前に車後部ののハッチを閉める際に挟んで骨折させてしまった症例と同様の骨折でしたが、今回はカーブを曲がった際に車内でバランスを崩し骨折したとのこと。車内のどこかに挟んでしまったのでしょうか。このように骨折するのは余程の力がこの部位にかかったからのことだと思われます。骨折した1本1本の骨に直径1.2mmのキルシュナーピンで骨折を整復し、ギブス固定を施し処置を修了しました。先日骨折部位を確認したところ、良好な化骨が確認されたのでギブスを外すことができました。
骨折を治すことも大切な仕事ですが、どのように骨折したかというメカニズムを知ることも手術をする際の参考になります。落としてしまったのか、踏んでしまったのか、自ら飛び降りて骨折したのか原因によって骨折の仕方や部位は異なります。今回の症例も貴重なデーターとして勉強になりました。ご紹介頂いたT先生、ありがとうございました。
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