腎臓の働きのなかで一番大切な働きは、体内の不要な代謝産物を尿という状態で体外に排泄することです。この働きが失われると、一度は耳にしたことがあると思いますが“腎不全”という状態に陥ってしまいます。尿が詰まって起こる急性のものではある程度回復する見込みがありますが、老化などによって腎臓の細胞自体に問題が起こる慢性のものでは回復は非常に難しいものとなります。?n 治療もヒトでは“人工透析”という方法がありますが、血液量の少ない犬猫ではなかなか透析といった治療方法はとれず“点滴”という方法が主体です。点滴も個体差はありますがある程度の周期で通院しなければなりません。治療の到達点が低い腎臓病、飼い主にとっても獣医師にとっても何とも歯がゆいものです。
かんかん says
初めまして。かんかんと言います。
為になるお話が多く、いつも拝見させて頂いています。
うちの愛犬も2年前腎不全で亡くなりました。
未熟児で産まれて、普通よりも小さいコーギーでしたが、
元気一杯だったのですが、発症したときは信じられませんでした。
急性なのか慢性だったのかわかりませんでした。。。。
サインを出していたのに、気づいてあげられず非常に悲しい思いを
しました。
言葉を発することの出来ないペット達。病気の兆候をちゃんと
感じ取ってやらなければ行けないとつくづく思いました。