実際に動物の体に触れもしないで、血液検査のデータだけ読んで問題なければ“大丈夫ですね!”といった先生もいるようです。けれども飼い主さんは元気がないといっている以上、私たち獣医は何らかの原因を見つけなければいけないのではないでしょうか?かといって正常な状態でも若干数値に変動があるものをみて病気にしてしまってもいけないのですが・・・。様々な検査機器が発達し、今まで発見しにくかった病気を早期発見できるようになりましたが、やはり診察は実際に動物の体に触れて、心音を聞き,体温を測り,吐く息のにおいをかぐetc.などの五感を使った診察は、どんなに機器が進歩してもこれを凌ぐものはないでしょう。これからのシーズン少々忙しくなるとこういったことを忘れがちになってしまいます。“こういうときこそしっかりしなければならないな”ふと思う一日でした。
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