人でも太っていると麻酔がかかりにくく、さらには覚めにくいといわれていますが、それは犬猫でも同じことです。吸入麻酔というのは気化させた麻酔薬を肺から吸収させ血液内に取り込んで鎮静化(眠った状態にし、無痛状態にすること)することなのですが、太っていることで全身的に麻酔薬が効果を及ぼすのには脂肪に蓄積してから効果を発するため時間がかかります。そして覚めるときにも、麻酔を切った後も脂肪に蓄積した麻酔薬の効果が残っているために麻酔が体から排泄されるまでに倍以上の時間がかかってしまいます。今まで肥満が及ぼす影響についてEntryしてきましたが、こんな所にも問題が生じてしまうのです。やはり肥満には要注意ですね!
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