人の病院だと“内視鏡検査は年間50症例”とか“心臓カテーテルによる手術は年間150症例”などどれだけ病院として症例をこなしているかということが明示されています。これによってもし自分が心臓病になったらこの病院にかかろう!という病院選びの情報が豊富になることは望ましいことです。けれども獣医さん選びはというと1番目の理由に“近所だから。”ついで“診療費が安いから”と続くようです。通常の健康診断やワクチン接種、フィラリア予防位ならばこれでよいのでしょうが、もし大手術が必要な病気になったときこれらの理由は当てはめることが難しいでしょう。各々の病院がこのような情報を明示することは難しいですが、自分の腕でまかなえるか否かということははっきり伝えるべきだと思います。大学を卒業して研修期間を何年間か行ったにしても出合ったことのない症例はあるはずです。難しい病気に対して努力していく姿勢は大切ですが、素直に経験者に助言を求めたり協力してもらうといった姿勢も私たち獣医師には必要だと思います。皆さんはどう思われます?
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