急な腰抜けで治療していたミニチュアダックスの腰のレントゲン写真です。単純なレントゲン撮影では2番目と3番目の腰椎の椎間板に石灰化が診られていることは確認できていたのですが、果たしてこの部分が原因で腰抜けになってしまったのかどうか確認するため造影を行ってみました。やはり石灰化した部分が脊髄神経を圧迫していたようで、飼い主さんの了解も得られていたのでそのまま脊髄の減圧手術をさせていただきました。術後の経過はどうなっていくかわかりませんが、圧迫をとることで少しでも楽になってくれれば手術をした者としてもうれしい限りです。?n とは言っても、永岡勝好先生曰く“手術は2〜3割、あとの残りは術後の管理とリハビリにある!”明日からさらに頑張って、良い結果が得られるよう治療していこう。
ルーシー says
ビーグルのブリーダーをしているものです.
ビーグルにも比較的ヘルニアが多いとききましたが,そちらの病院ではどうでしょうか?
ふむふむ,術後のリハビリが大切なんですね.
nomata says
ビーグルにもヘルニアはみられますが、腰椎より頸椎の方が多いですね。リードをぐいぐい引っ張る子は気をつけた方が良いですね。(neck painというものです)
ルーシー says
へぇ,そうなんですか.
頚椎ヘルニアというと,神経学的には前足にも麻痺などがくるのですか?どのような,症状が主なのでしょうか.
また,頚椎のヘルニアでも,獣医学では手術などを行なうことはあるのでしょうか?
nomata says
頸椎のヘルニアですと重度のものでは前足が木馬のように突っ張ってしまったりするものがあります。もちろん手術の可能ですが腰椎の手術から比較すると難易度はさらに難しいものとなります。
ルーシー says
なるほどですね.頚椎ヘルニアは,犬でも大変そうですね.
先生,お返事のほうありがとうございました.
また,時々おじゃまして,質問させていただきます.