先日のニュースで放送していたのですが、リフォームしたばかりの家やマンションなどでネズミが食べ物を食い荒らしたり電気コードを食いちぎったりする被害に遭っているという特集が組まれていました。その特集内では、夜中にネズミが駆け回る足音に悩まされている人や、食いちぎった電気コードからの出火の危険性についてが取り上げられていましたが、獣医師としては伝染病の心配をしてしまいます。ご存じの方も多いかと思いますが“レプトスピラ症”です。?n レプトスピラ症の原因菌はネズミの尿中に含まれ、皮膚にある傷や健康な粘膜から体内へと侵入します。ワクチン接種によって抗体を持っていれば大事には至りませんが、抗体がなく治療もされなかった場合は慢性の肝炎あるいは腎炎に移行してしまいます。ネズミといったら少々田舎のモノといったイメージですが、このようなことが都内で起きているということですから宇都宮も安心はできません。やはりワクチン接種によって抗体をもっていることは大切ですね!
コメントを残す