犬猫のワクチンには1つの病気にのみ効果がある単身のワクチンと、複数の病気に効果のある混合ワクチンとがあります。ワクチンを接種した際に病院の先生から“何らかの症状がでた場合は連絡してくださいね!”といわれたことがあるかと思いますが、ワクチンには少なからず副反応というものがあります。一般的によく観察される副反応には、顔面の浮腫、嘔吐、掻痒、下痢が挙げられ、もちろんその際には元気もないでしょう。この副反応を起こしてしまう物質として考えられているのがアジュバントと呼ばれるものです。?n?n アジュバントとは、ワクチンや免疫療法に用いられる薬剤の効果を高める助剤または免疫強化剤(調整剤)であります。このアジュバントが副反応の原因といわれ、現在ではアジュバントなしのワクチンが製造されてきています。けれどもそんなワクチンを接種しても副反応が起こるのはワクチン中に含まれる何らかのタンパクが原因だと考えられ、それぞれのメーカーは副反応が少なくなるよう日々研究されています。“より安全なワクチンを目指して”そんなバックアップがあってこそ私たち獣医師が安心してワクチンを飼い主さんにお勧めできているんですね!
コメントを残す