皆さんはクラミジア感染症というと何を思い浮かべられるでしょう?性病やオウム病の原因菌としての認識は高いかと思いますが、猫に肺炎を起こす原因菌の一つであることをご存じでしょうか?現在は猫が肺炎などの呼吸器症状を起こす原因の大半はウイルス感染ということで研究が進んでいますが、クラミジアも忘れてはならない原因のようです。クラミジアを含んだ予防ワクチン(イギリスでは猫の予防ワクチンの主流になっている)も発売されていますが、一般的に普及している3種ワクチンと比較すると提供させていただく価格も高く設定しなければならないことも事実です。(もちろん予防することが大切ですが、感染を起こしたとしても抗生物質による治療が可能ですのでご安心ください)少しずつですが猫のワクチンの選択肢も増えてきました。病院で勧められたからそのワクチンを打つのではなく、飼い主さんが望むものを打ってあげることが大切なような気がします。
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