雄(♂)がなる病気というと、猫では尿閉(冬場に多い)、犬では以前にもEntryしている会陰ヘルニア、前立腺肥大、そして肛門周囲腺腫というものがあります。どの病気の男性ホルモンが関わってくるのですが、なかでも肛門周囲腺腫は去勢手術をしていない雄犬に多くみることができます。つい最近も14歳になるMixの犬が肛門の周りにでき物ができ出血しているとのことで診察してみると、ずばり肛門周囲腺腫でした。ちなみにこの肛門周囲腺腫、ほとんどが良性のものなのでご安心ください。
雄がなる病気もこれだけあると早く去勢手術をしなくては・・・と思われる飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、どの病気でも手術をすれば100%完璧というわけではありません。手術をお考えの際は、かかりつけの先生とよく相談のうえ行うと良いのではないでしょうか。
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