昨日診療も終わりかけの頃、患者さんから“猫の肛門から長いムシが出てきたので見てほしい!”と連絡をもらい待っていると、横浜での勤務医時代には見かけることの珍しかった寄生虫が・・・。これが“マンソン裂頭条虫”です。写真のものも10cm以上あったのですが、体内では最大250cmにも成長するようです。この寄生虫はカエルやヘビの体内に寄生していた幼虫が猫の腸粘膜で発育するもので、いかに自然が多いところで猫が自由に遊んでいるかがわかりますよね。治療は駆虫薬を飲ませることで駆除できます。もし見つけたら早めの駆虫をお勧めします。
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