医療に携わる者の勉強不足は本人だけの問題では済ませることができません。その者の知識や技術レベルによってかかる患者さんの治療(命)を左右することになるからです。現在、当院には重度な腎不全の犬が入院しています。人ならば人工透析という方法で症状を軽減することができますが、犬猫の場合は腹膜透析や輸液剤の点滴により治療していくことが一般的かと思います。なかなか効果が出ないのはわかっていてもいろいろな文献や先輩方の経験談を聞いたりすることで、少しでも良い方向にもっていけるように思考を張り巡らせ治療を行う毎日を送っています。
私事ですが、先週から検査入院をしていた母が本日退院してきました。ある程度の年齢になれば病院にかかることが増えてくるかとは思いますが、治療を適切な方向に導いてくださった先生方に感謝いたします。
ミッキー says
はじめまして。昨日うちの犬が入院しました。原因は腎不全です。つい2週間前尿結石の手術をしたばかりで、これから良くなると思っていたのに、食欲がなく、動こうともしなくなっておかしいと思い病院に連れて行くと、血液検査の結果、腎臓、肝臓とも数値が高く、心臓まで音がおかしいといわれ、即入院、点滴しました。もう13歳なので一度に病気がでてしまったのでしょうか。今まで病気なく元気に散歩していたのに・・・
先生の話では、このまま良くならなければ、透析と言う方法があるけれど、現実的ではないといいます。お金も時間も掛かると。まだ、これから1週間〜10日点滴して様子を見るとの事ですが、もし良くなる見込みがないのなら、その1週間で悪くなることはないのでしょうか?どうしても治る方法はないのでしょうか?腹膜透析、血液剤の点滴では治る見込みはあるのでしょうか?どうすれば家の犬は良くなるのか、先生、助けてください。