どんな病院にも1人や2人いるかと思うのですが、待合室で事前に診断してしまう“犬・猫博士”。自分のペットだけでなく他人のペットの病気まで診断してくれるので、何か言われてしまった患者さんは診察室に呼ばれるまでドキドキされてしまう方もいらっしゃるようです。“私は先生が生まれる前から犬猫を飼ってきたから何だってわかるんだよ!”という経験豊富な方や“この薬はこういった作用があるからこのような使い方をしてみたいんだけど!”と獣医も顔負けの知識を持たれている方など様々です。 よほど間違っていなかったりしない限りはそういった飼い主さんの意見を尊重して診断・治療を進めていきますが、希望通りに治療をして思ったような効果がないと“先生がよく見てくれなかったから”と言われても、こちらとしては“おいおい!”という感じです。本人に同意を得ることができない犬猫治療。インフォームドコンセントを確立するのは永遠のテーマかもしれません。
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