獣医療は人医療のように“〜科”なるものがないために、開業する際には様々な機材を買い揃えなければなりません。ちょっと前までは獣医の三種の神器というと、血液検査機器・レントゲン撮影機・超音波検査機だったような気がしますが、今ではこれらの機材は当たり前で、内視鏡手術装置・CT・MRIまでもが求められるようになってきました。実際にこれだけの機材をそろえるとなると並大抵の事(金銭的に!)ではありません。 となると、得意あるいは興味のある分野を充実させようということになってきます。特に心臓の病気を突き詰めようとすると高性能の超音波診断装置、なるべく切らずに手術をと思えば内視鏡手術装置、外科を充実させようとなると手術室関係の機材に投資をすることとなります。何気なく通院している病院の機材を見てみてください。先生がどの分野に力を入れ、病院の特徴を持たせようとしているかが何となく判るかもしれません。病院選びの1つの参考にしていただければ幸いです。
ひろ says
初めまして先生。うちでは雑種犬(もうすぐ13歳♂)を屋外で飼ってます。約13年間大病もせず未だ元気いっぱいですが、最近肛門が腫れているようなのです。痛がる様子はないのですが、普段からヒクヒクさせたり、水っぽいものが少し出てたりします。肛門の左側には小さく赤い肉片のようなものが飛び出ており、3日前くらいに見つけたのですが、一体どのような病気が考えられるのでしょうか?悪性腫瘍なのかと、心配になってきています。犬にも痔とか脱肛とかあるのかな〜とか思ったりしています。先程ネット検索で、肛門腺しぼりというものがあることを初めて知ったのですが、それと関係してるのでしょうか?ぜひ教えてもらえばと思い、書き込んでみました。宜しくお願い致します。
nomata says
♂犬で去勢手術をしていないと肛門周囲腺腫というものができることがあります。肛門腺も関係あるかもしれませんが、あまりひどくしないうちに診察をお受けになることをお勧めします。