犬猫の病気は1000ページ以上の参考書1冊でも書ききれないほど存在します。獣医師がその中で全ての病気に遭遇することができるかというと、それは難しいことかと思います。先日、当院で様々な検査をしてみたものの確定診断に至らなかったため大学病院を紹介した患者さんがいました。“何となく元気がない”といった飼い主さんからの訴えに対し一般的に思い当たる検査をしてみたのですが、大学病院から帰ってきた診断は【アジソン病】でした。 正直、ノーマークの病気でした。アジソン病とは副腎皮質の機能が低下した状態で、本来なら副腎皮質から分泌されるべきホルモンが何らかの原因で分泌することができず、代わりに一生涯そのホルモン製剤を飲み続けなければいけないと言う非常に厄介な病気です。健康に気を遣っていた飼い主さんだけに、この診断はショックだったのではないでしょうか?まだ、3歳という若さだけにこれからが大変かと思いますが、病院としてできる限りのことをしてあげたいと思っています。がんばろうね!
ヴィーナスまま says
のまた先生、お世話になっています。
ヴィーナスですが退院して一週間になりますが、今日以前のような笑顔が戻ってきました。おまけに、しばらく忘れていたやんちゃぶりも復活です。本当にうれしいです。先生の親身な診察と、慎重なご判断に本当に感謝しております。
今日はあんまりうれしいので、ヴィーナスを連れてうかがいたいくらいでしたが、ほかの患者さんが先生の診察を待っていますものね。来週の血液検査の日まで、待つことにします。
これからもどうぞよろしくお願いします。