人でも動物でも皮膚が黄色くなったらそれを“黄疸”といいます。黄疸は、血清ビリルビンの濃度の上昇によって引き起こされた結果観察される状態です。黄疸の細かい原因を挙げていくと非常に難しい話になってしまうので比較的身近な原因について挙げてみようと思います。 伝染性の原因(犬糸状虫症・レプトスピラ症・猫白血病)、肝臓実質の変性(肝硬変・脂肪肝)、胆嚢・胆管炎、膵炎などが一度は聞いたことのあるものではないでしょうか?なかでも伝染性のものに関しては予防対策を取っていれば心配するものでは無いでしょうし、他のものにしても不摂生させず、きちんとした食生活を送っていればまず心配することはないでしょう。(ただ犬種によっては肝臓の機能が弱いものもあります)黄疸は沈黙の臓器と呼ばれる肝臓が出しているシグナルです。少しでも皮膚が黄色いかなと感じたらば様子を見ずにすぐに診察を受けてください。手遅れになる前に。
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