これは、先日手術をしたシーズーから取り出したものです。シーズーは尿石症の発症が多いと言われている犬種で、発症する尿石も尿酸塩であったりシュウ酸カルシウムであったりリン酸アンモニウムマグネシウムであったりと様々ですが、今回はリン酸アンモニウムマグネシウム尿石症(ストラバイト)でした。通常これだけの結石があれば頻尿や血尿のような典型的な症状が見られるのですが、この子の場合は尿をした際に小さな結石(写真右にあるような)が落ちていたことが発見につながりました。ストラバイトは尿路の感染・アルカリ性の尿・先天的な素因・食事との関連性があるといわれていますが、原因は明らかでないところもあります。ペットの排泄後、飼い主さんに注意深く観察していただくことは病気の早期発見につながります。あれっ?と思ったら動物病院にご相談を。
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