前立腺肥大についてのEntryをするのはこれで3回目くらいでしょうか?前立腺肥大は去勢をしていない雄犬に起こりやすいものということは、今までのEntryを読んでいただいている方はご承知のことかと思います。前回は確かエコー写真を掲載したので今回はレントゲン写真を載せたいと思います(矢印が指しているものが肥大を起こしている前立腺です)。前立腺肥大とは前立腺が腫れた症状の総称で、原因によって何種類かに分類されます。 難しい名称になりますが、良性前立腺過形成、細菌性急性前立腺炎、細菌性慢性前立腺炎、前立腺膿瘍、前立腺嚢胞の5種類が挙げられます。どれも血尿や排尿痛など膀胱炎に似たような症状が見られますが、レントゲン検査・超音波検査・血液検査をすることにより正確に診断を下すことができます。レントゲン写真の犬は細菌性の急性前立腺炎だったようで、前立腺肥大治療薬を投与することで直ぐに症状の改善が見られました。薬を投与することで症状は改善させることはできますが、前立腺肥大を回避する最良の方法は去勢をすることです。将来、前立腺肥大を回避したいと思っている飼い主さんは早めに手術を受けられた方が良いかと思います。おかかりの先生に相談してみてください。
あかま says
こんばんわ、先生。
先日、見てもらったタチュの耳ですが
色の付いた垢はでなくなっており、
お薬で、だいぶ良くなっているようです!
ありがとうございました。
他県への引越しに伴い、お伺いするのも
先日で最後かと思っていたのですが
以前、”よだれ”で診て頂いたマシャの歯で
気になったところがあるんです。
ハミガキをしていたところ、ひとつの歯の一部が
黒くなっており、どうやら穴が開いているようです。
抜いてもらった方が良いかな?と思うのですが
11歳になりますので、麻酔も心配です・・・。
主人が、土曜日に連れて行きます。
一応、食事を抜かせておきますので、よろしくお願いします。
ママ says
はじめまして愛犬(♂7歳)のことでお尋ねします。アジソン病でフロリネフを飲み始めて約2月になります。(ステロイドは飲んでいません)アジソンの方はだいぶ安定してきたのですがそれより前から患っている前立腺炎のほうが気になっています。長期のわたり抗生物質を飲んでいますが飲み始めてしばらくはお薬が効いて出血も治まっているのですがしばらくするとまた出血がはじまります。後ろ右足をよくビッコをひいています。目で見える血尿も何度かありました。去勢手術を考えているのですが担当の先生はアジソン病で全身麻酔をかけるのはかなりのリスクがあるとおっしゃられてどうするか悩んでいます。でも抗生物質が効く望みは少ないように思いますし、副腎皮質の破壊も前立腺からの感染症が原因かとも思いますし、癌化の恐れもあると思うとリスクがあっても去勢するべきでしょうか?
また精巣からのホルモンは副腎皮質ホルモンを補うような働きがありますか?残しておけば少しでもメリットがあるならば・・と決心つかずにおります。
のまた先生のお考えを聞かせてください。宜しくお願いします。