先日、ちょうど1年前にポメラニアンを病気のため亡くした飼い主さんが、新たにポメラニアンを飼ったということで来院してくれました。ブリーダーさんからいただいてきたばかりということで、簡単なボディーチェックをしてみたのですが耳には黒褐色のかさついた耳垢が。念のため顕微鏡で見てみると私も久しぶりにお目にかかる“耳ダニ”がごそごそ動き回っていました。ちょっと前でしたら耳ダニの治療といったら耳の掃除にイベルメクチンの投与が一般的でしたが、現在はセラメクチンというスポットタイプの薬(レボリューション)によって簡単に治療することができます。これは犬猫どちらにも使用できるものなので耳ダニ予防にいかがでしょう。
菜々 says
今5カ月の猫の耳ダニで苦戦してます。°?(>_
kyara says
初めまして。6月に生後2化月弱の野良猫の赤ちゃんを保護し、家猫として迎えました。保護した当初から耳の汚れが気になっていたので、翌日、動物病院を受診し、耳ダニの検査をしてもらいました。結果、『ダニはいません。ただの汚れです』といわれたので、先住猫(成猫・1匹/幼猫・2匹)と同居させたのですが、何時まで経っても汚れは取れず、他の幼猫まで耳を痒がりだしたので昨日再受診した所、『耳ダニですね』とあっさり言われました。全ての猫にレボリューションを塗布し、直接点耳する水溶薬(何という薬なのか説明がないので分かりません)を処方してもらいましたが、最初に受診した際にきちんと対応していただけていれば、他の子たちに被害が及ばなかったのにと腹立たしい想いで一杯です。
先生に教えていただきたいのですが、点耳薬を投与した幼猫の耳を、成猫が舐めます。綺麗に汚れを取ってあげているみたいなのですが、お薬を舐めても副作用はありませんか?とても心配なので、ご教授いただけると幸いです。
それから、受診時に幼猫の耳の掃除をお願いした所、『いくら掃除しても今はどんどん汚れが出てきて意味がないから、お薬を投与するだけでいい』と掃除してもらえませんでした。どこの動物病院でも同じような対応なのでしょうか?併せてご教授ください。
nomata says
kyaraさん、お返事遅くなって申し訳ありません。点耳薬ですがその中にダニを殺す成分が入っているようであればなめさせない方がよいでしょう。掃除に関してですが、先生それぞれの考え方ですがおそらくおかかりの先生は幼猫なので病院に対して嫌なイメージを植え付けないようにとの思いで掃除をされなかったのではないでしょうか。当院でもあまり無理せず、軽く汚れを拭う程度にしていますよ。
kyara says
お忙しい中お返事いただき、ありがとうございます。
点耳薬はおそらく殺虫作用があると思います。
なるべく舐めないように気を付けてはいるのですが、
どうしても舐めてしまいます・・・
20畳ほどのワンルームで、4匹飼っているので、
隔離する事は困難です。
そこで、点耳後、2時間ほどは各々をケージに閉じ込める事にしました。
2時間経っても点耳した薬はそのまま耳内、及び周囲の毛に
付着していますが、それ以上の時間隔離する事は出来ません。
なるべくこまめに受診して、体調などもチェックしていただくように心掛けます。
貴重なアドバイス、本当にありがとうございました!!
また何かお気づきの点があれば是非ご教授ください。
猫は私の大切な家族ですから、一日も早く元気になって欲しいと願っています。
kyara says
2週間の点耳薬の投薬が終わり、本日再診に訪れました。
検査の結果、お陰さまでダニの成虫も卵も認められず、ひとまず“完治”という
診断を頂きました。
しばらくはレボリューションの効果を期待しつつ、経過観察という事になります。
色々と心強いアドバイスを頂き、本当にありがとうございました。