しこりの大きさをモノの大きさに例えて表現することは簡単ですが、動物の痛みを何かに例えて表現することはなかなか難しいことです。それは獣医師と獣医師、あるいは獣医師と飼い主との間でもそれぞれの主観やその動物の性格によって異なってしまいまうからです。ちょっと前の話なのですが“動物のいたみ研究会”というところでいたみの評価基準(急性のもの)についてのパイロット版が発表されていました。実際に使用するにはまだ時間がかかるとのことですが、1つの基準ができ表現しやすくなることはいいことではないでしょうか。
【いたみの評価基準】
レベル0:いたみの兆候はみられない
レベル1:ケージから出ようとしない、逃げる、人が近づくとほえる
レベル2:痛いところをかばう、食欲低下、じっとしている
レベル3:背中を丸めている、攻撃的になる、体が震えている
レベル4:持続的になきわめく、ねむれない
※犬の急性痛を表す評価基準(パイロット版)の概要をそのまま引用しております。
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