梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、前線が活発なせいか今日も朝から強い雨が降り続いている宇都宮です。火曜日の話なのですが、雨降る午前の診療時間をゆっくり過ごしていると先日帝王切開〜避妊手術をさせてもらったボーダーコリーが抜糸のため来院されました。予定どおり抜糸をするはずだったのですが・・・ 表面の皮膚は問題なく着いていたのですが、その皮下には大きな膨らみがありました。術後の腫脹にしてはおかしいと思いレントゲンを撮ってみると腸が皮下に出ていたのです。オーナーさんがこの膨らみに気づいたのは2日前とのこと。了承を得て早々に再縫合の手術をしました。前回も今回の手術も、オーナーさんにOPE室の窓越しから立ち会ってもらってい、手技についても要所要所説明しながら行っていた(オーナーさんはVTの経験がある)ため私が行った手技についてご理解いただいていたのでトラブルにはなりませんでした。が、一歩間違えば命に関わること。今まではいつもの縫合方法および縫合糸で今回のような問題は起きたことがありませんでしたが、今回の事故を教訓に再度同じことを繰り返さないよう注意を払いながら手術に臨んでいきたいと思います。宇都宮で診療活動をするようになって5年、今回のようなことは初めてでしたがどこかゆるみ始めた緊張感を取り戻すいい切っ掛けになりました。
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