いきなりショッキングなタイトルですがこれはイギリスでのお話しです。とあるホームページで目にした記事なのですが、私自身もちょっと“ギョッと”しました。そこには【飼い主の期待が重すぎる】ことで、それに耐えきれなくなり自ら命を絶ってしまう獣医さんがいるというのです。確かに近年のペットブームにおいてペットに関わる仕事の需要は増えてきています。その中で動物医療については人並みの内容が求められるようになり、不幸にしてペットが亡くなられた時も場合によっては訴訟問題にまでなる時代となりました。明らかなミスや誠意のない対応で訴訟を起こされるのは自業自得でしょうが、できる限りの対応をとっていたにもかかわらず訴訟を起こされるようなことがあったとしたら・・・。個人で病院を切り盛りしている先生だったら獣医を辞めてしまおうか、さらに思い詰めれば自殺してしまおうかという衝動に駆られてもおかしくないと思います。幸いにも私はまだ大きな問題を抱えたことがないのでこのような思いを抱いたことはありませんが、獣医師にとって【飼い主の期待の重さ】は時として大きなプレッシャーになっていることは事実です。けれどもこのプレッシャーをプラスの方向に向けることができるよう、日々の努力を積んでいきたいと思います。
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