骨折させてしまったり、異物を食べさせてしまい開腹することになったり、何らかの症状が出ているにもかかわらず様子を見すぎてしまったり・・・。何度かここでもお話ししていますが獣医医療は後手に回っており、ゼロからのスタートではなくマイナスからのスタートであることが多々あります。治療法によって症状が良くなるにも時間がかかることもありますし、症状によっては飼い主さんからの聴取を主体に行うため時によっては治療の優先順位が変わることだってあります。終わってみたときに“こちらの治療を先にしていれば”とか“他の先生に掛かっていれば”などの“〜たら〜れば”の話を耳にすることがあります。治療する立場の人間も、そして治療を任している立場の人間も、お互いに結果論でものを言うことは簡単です。その時の状態はその場に関わった者の判断に委ねられます。事が済んでからの【たられば話】はできる限りしたくないものです。そうならないためにも日頃の勉強や情報収集は大切だと痛感します。
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