よくお昼の情報番組などで、塩分をとりすぎると“血圧が上がるからよくない”とか“腎臓に悪くする”といった話題の話をしています。獣医の世界でも何となくこの話がそのまま犬猫に適用され、“塩分を摂っていたから腎臓が悪くなった”と言われるようなことがあります。ところが最近目にした獣医学雑誌に【犬猫は塩分感受性ではない】という話が載っていました。これは国際腎臓関連学会に所属しているDr.の話なのですが、正常な犬猫は塩分感受性ではなく初期から中期の慢性腎疾患の犬猫とも塩分感受性ではなく、血圧を上昇させることもないということでした。他にも腎疾患のことについていろいろ書いてありましたが、獣医師の間にも裏付けもないのにまことしやかに話されている神話のようなものがあります。医学の進歩と共にこのような神話がどんどん解き明かされていくことって素晴らしいですね。
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