新年早々強烈な写真を載せてしまいますが、これは超音波検査で腫瘍が発見された脾臓を摘出した写真です。このゴールデン・レトリーバーは癌で亡くなっている兄弟が居たということで念のため健康診断を受けたところ、超音波検査にて脾臓に大小2つの腫瘍が発見されました。診断を受けた私の先輩の病院では、手術が来週になってしまうということで急遽当院にて手術を行うこととなりました。12歳ということで麻酔時間を短く、出血量をいかに少なくできるかということがこの手術のカギになりましたが、去年導入したVIO300Dのバイクランプによって速やかに手術を行うことができました。今日は飼い主さんと元気に面会でき、あとは病理検査の結果待ちです。脾臓にみられる腫瘍には【血管肉腫】というものがあり、外科手術を行ったあとも定期的な検診と化学療法が必要になることがあります。結果が悪性でないことを祈るばかりです。
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