先日、チワワの膝蓋骨脱臼の手術を行いました。膝蓋骨脱臼を起こしているということは触診やレントゲンで診断することが出来ますが、いざ手術ということになるとどの方法でいったら良いか考えてしまうことがあります。この前、久しぶりにみなとよこはま動物病院に行くと、永岡勝好先生が膝蓋骨脱臼の手術をするということで拝見させていただきました。同体で同じ脱臼とはいえ右足と左足では手術内容も異なるのは当然なのですが、自分が勤務していた頃とは手術方法も更に進歩していました。同じ脱臼だからといってこの方法といった定番が必ずしも存在しない膝蓋骨脱臼の整復手術。改めて膝関節外科の奥深さを垣間見てきました。そんなことを踏まえながら今回挑んだ手術、右足は大腿四頭筋と膝蓋骨を支えている靱帯のアライメントを整えること脱臼をコントロール、左足はこれらだけでは不十分だったため再度手術を行いスクリューを1本うつことで脱臼をコントロール出来たようです。整形外科(特に関節外科)は術後のリハビリが大切なことをお話しし、昨日退院に至りました。スクリューをうった方の足に少々挙上が残っていますがこれからしっかり経過を観察していきたいと思っています。
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