“ステロイド”という薬に対して皆さんはどのような印象をお持ちでしょうか?ほとんどの方が“こわい薬”といったイメージがあるのではないでしょうか?けれどもステロイドほど用途が多様で広く使われている薬はありません。交通事故やショックを起こしているようなときにはまず第一に静脈を確保した後に使用しますし、水頭症や神経症状が強く見られたときも使用します。最近では犬猫の高齢化とともに増えている癌に対して“抗ガン剤”としても広く使用されています。皮膚病の時によく“かゆみ止めのくすりですよ!”と使われているのもステロイドのことがあります。(もちろん症状によっては使用できませんが!)
どんな薬でも使用するときの用量や期間を誤れば思わぬ副作用を招きます。“ステロイド”も使い方によっては良薬でもあり、薬害を招きやすい薬でもあります。決して“ステロイド”という薬を怖がらないでくださいね!
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