この仕事をしていると検査をする側であるために、される側の気持ちや体験というものがないので患者さん側にたった感情がどんなものかというのは察し得ないところがあります。そんな自分でしたが、約1年ちょっと前に軽いメニエル症を患ったことをきっかけに採血の体験やら血液検査の結果報告など、する側からされる側に変わったことで患者さんに対してどのように説明すべきか今まで以上に考えるようになりました。そして最近、内視鏡で自分の胃の中を覗いてきました(一般的には胃カメラっていうやつですね)。内視鏡は取り扱ったこともあるので実際先生がどのような感じで処置をするのか、自分の胃の中はどうなっているのか興味津々でいたのですが当初、鼻から内視鏡を入れて胃の中を観察する予定だったのですが鼻腔(空気の通り道)が少々狭かったようでやむなく口からの観察となりました。細い内視鏡だったので口からでも楽なのかなぁと思っていましたが、自分にとっては今までにないくらい辛い経験でした。犬猫では全身麻酔の下で行う処置ですが、人でもそうしてもらいたいくらいの処置に感じました。けれど体の中を切らずに覗くことができる内視鏡というものはすばらしいものだと思いました。とはいえ実際に導入するということになるとなかなか大きな買い物になります。当院ではしばらく先になりそうです。PS.私の胃の中ですが少々荒れている(炎症を起こしている)ところがありましたが潰瘍やガンを疑わせるようなところはありませんでした(ほっ)。
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