ふるさと宮まつりが開催されます。それに伴って宇都宮市内中心部(特に大通りや県庁周辺)には交通規制がしかれます。県庁裏にあります当院への午後の来院は困難が予想されます。大変ご迷惑をお掛けしますが、当日は午前のみの診察とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
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気がつけば・・・八月。
と言うことで、お盆休みのお知らせをする時期になってしまいました。4月から大学院も5年目に入り、現在論文内容に耐えうる組織標本作りに精を出している日々。1つの実験をやり遂げ論文にしていくことの大変さを噛みしめております。さて、お盆中の予定ですが下記のような予定をしております。お盆中は当院を含めお休みのところが多いと思いますので、皆さん急患にならないように早め早めの対応を取ってくださいね。
12日 午前10:00〜12:00 午後3:00〜5:00
13日 お盆休み
14日 お盆休み
15日 お盆休み
16日 午前10:00〜12:00 午後3:00〜5:00
17日 通常通り
G.W期間中の診療について
今年もこのシーズンがやって参りました。今年はお出かけの際に、ダニ予防をされていかれる飼い主さんが多いようです。
4月29日 午前10:00〜12:00 午後休診
4月30日 通常診療
5月1日 通常診療
5月2日 木曜休診日
5月3日 休診
5月4日 休診
5月5日 休診
5月6日 午前10:00〜12:00 午後休診
休診期間中は留守番電話になっておりますので、必ずお名前とご用件をお残しください。救急の際には可能な限り対応させていただきます。
予期できること。できないこと。
ちょっとしたタイミングの違いで、治療後に症状が出てしまうことがあります。肺水腫が進行していれば注射後に血痰を吐いたり、下痢止めの注射をうったのに何度か下痢が続いたり、腰痛が疑われたので痛み止めをうったら急に腰が抜けてしまったり・・・。直前の動物病院での処置が引き金で症状を発症してしまったかのように誤解されてしまうことがあるのですが、それは病院側としては非常に残念でなりません。もちろん事前のインフォームドコンセントの問題でもあるのでしょうが、必ずしも予期できない症状が現れる可能性も0%ではありません。以前、急性皮膚炎を起こして痒くて仕方がないという初老の犬が来院されたことがあります。今まで病院には通ったことがないという飼い主さん(もちろんワクチンもフィラリア予防もしていません)。仕事で通院することが難しいのでとりあえず治療して欲しいということで抗生物質の注射とお薬をお渡ししたのですが、数時間後に亡くなったという電話が入りました。その時、『あの注射が強すぎたのではないか?』と言われたことがありましたが、注射の詳しい内容を説明し効果と考えられる副作用そして今回の事象との関係について納得(?)していただいたことがあります。ダックスフンドに多い椎間板ヘルニアも腰が痛いからと言っていきなり手術をすることはありません。ヘルニアを回避できるように注射やお薬・サプリメントを使っておくことができる限りの先手治療になるかと思いますが、それでもヘルニア症状を発症してしまう場合もあります。ヘルニアがいつ起きるかということなんて誰にも予期することなどできません。ただ獣医師はその時一番ベストと思われる方法を選択していると思います。決して病気の発症を助長するような処置などしないことをご理解いただければと思います。
あけましておめでとうございます。
新しい年になり早くも1ヶ月が過ぎてしまいました。今年はどんな1年になるのだろう、大きな災害が起きなければいいなぁ、論文の研究が少しでも進んでくれたらいいなぁ、など思うことはいろいろありましたが、何より健康で過ごせることが一番。そして皆さんとその家族である犬や猫が健やかに過ごすことができるように今年もお手伝いできればと思っております。
さて、今年最初のEntryはあるセミナーでのワクチン接種についての話を書きたいと思います。皆さんはペットにどんなワクチンをうっているかご存じでしょうか?ご存じの通り人でも犬猫でも100%安全が確約されているワクチンはありません。自分も子供のワクチンのため何度も小児科を訪れる機会があり安全性や副作用のことを調べたりしましたが、ワクチンが市販されるに至っては何十にも行われた安全試験をクリアしてのこと。メディアなどで取り上げられる副作用の事例については何らかの基礎疾患を患っていたことが多数占めているような気がします。しかし、このような記事が恐怖心を煽ってしまいペットの分野まで波及している可能性は少なくないと思います。確かに、猫のワクチン関連肉腫や犬の自己免疫性疾患への関与については文献もみられ、実際に自分も経験しているので副作用のことを否定するつもりはありません。副作用の危険性を疑う犬種や疾患を患っているのならワクチンはうつべきではないと思います。ちょっと内容的には反対の話になりますが、WSAVAというグループが3年に1回というワクチンプログラムを提唱しています。これはあくまでワクチン接種率が90%以上ある集団免疫が確立している地域でのお話。講師をしてくれた海外の先生も日本のワクチン接種率の低さの話をすると、WSAVAのプログラムをそのまま適応させるのは厳しいがプログラムを適応できるくらいに接種率を上げてもらいたいとのことでした。ワクチンも多種ワクチンだから良いというわけではないと思います。獣医師は本当に必要と思われるワクチンを選択し、飼い主さんに提案できるよう努力を怠ってはならないと痛感した内容でした。みなさん、お手元のワクチン証明書を確認してみてくださいね。
年末年始の診療について
12月31日から1月3日までお正月休みとさせていただきます。年明けは4日より診療を開始いたします。4日の診療時間は午前10:00〜12:00、午後3:00〜5:00となります。5日より通常診療いたします。みなさん、良い年末年始をお過ごしください。
年内の診療と休診のお知らせ
12日午前中の診療は都合により休診とさせていただきます。午後は通常どうり診療しております。
19日は都合により休診とさせていただきます。
年内の診療は30日(日曜日)までの予定です。
ご不便をおかけするかと思いますが、よろしくお願いいたします。
10月6日は・・・
晴天の場合、休診とさせていただきます。尚、雨天の場合は通常通り診察しております。ご迷惑をお掛けしますが、ご協力お願いいたします。
お知らせ
幼稚園の行事に参加することになり、明日8日は10:30からの診察とさせていただきます。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いいたします。
飼い主さんに救われた日。
先日、自分が宇都宮で仕事をするようになった頃からセカンドオピニオンでお付き合いのあるラブラドールを手術することになりました。手術は脾臓にできた腫瘍、おそらく血管肉腫だろうと察しがつきました。飼い主さんはどうして気づいてあげられなかったのだろうという気持ちと、これからどうしたらいいのだろうという気持ちで落ち着かない様子でした。血液検査の結果は重度の貧血。このまま様子を見るのも危険だが果たして手術に耐えられるだろうか。この子はどんな顔をしているのだろう・・・その目にはまだまだ生きる力が漲っている。飼い主さんも同じような感覚を持っていたようで手術に踏み切ることになりました。とにかく出血を抑えて短時間で手術を終わすことに集中し開腹すると、レントゲンから想像していたものよりはるかに大きい腫瘍がお腹の中を占めていました。慎重に慎重に腫瘍を取り出し、脾臓から出ている血管を処理しお腹を閉じ終わったときには1時間が経過していました。術後の回復も順調で食事もとることができていたので退院させることにしました。退院当日の朝、飼い主さんからご飯をもらい、ぺろっと平らげ早く帰ろうよと言わんばかりに病院の階段をおりていきました。そして車の後部座席にどっしり座ると嬉しそうに帰って行きました。まさかこの姿が最後になるなんて思ってもみませんでした。
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