ご無沙汰しております←という言葉での書き出しではじまる投稿ばかりなので、今回は今の心情をタイトルにしてみました。前回の投稿よりはや3ヶ月、このホームページも放置気味でどれだけの方が訪れてくれているか分からない状況ですがこれまでのご報告を。
大学院の研究実験はなかなかうまく進まず試行錯誤の日々が続いております。実験や仕事の合間に海外の文献を翻訳し、自分の実験の参考になるところをピックアップしております。英語はおかげさまで読むのがあまり苦にはならなくなりました(とは言っても電子辞書を引きまくりですが)。
病院のほうですが、今年の異常な暑さは飼い主さんの思考をも鈍らせてしまったのでしょうか?8月初めの頃の出来事なのですが、午後一番の暑い時間帯、窓越しにちょっと太めの黒ラブが公園のほうに歩いていきました。こんな暑い時間に大丈夫かなぁと思っていた矢先、途中で倒れてしまったと飼い主さんが大急ぎで飛び込んでこられました。とりあえず水道の近くに連れて行きガンガン水で冷やしながら救急処置。無事に帰ることができましたが、飼い主さん曰く‘散歩してあげないと可哀想だから’ということでしたが、自分も炎天下での処置でクラクラしてしまい“次は気をつけて”というのが精一杯でした。手術のほうではお盆中に駆け込みの骨折手術、そしてここのところなんと言っても腫瘍関係が増えました。ちょっとしたできものが悪性だったりと、飼い主さんによる発見から手術の依頼によって早期治療につながるものもあれば、抗ガン治療をしても完治が望めないものなど、メスを握りながら『これは悪性じゃなければいいなぁ』と思うくらい。ちょっとの出来物でも心配だったら早めに受診してあげてください。この投稿を書きながらも、数日後にまた腫瘍の手術の依頼が来ています。頑張っていこう。