新しく家族に加わった犬猫は誰でも可愛いもので、ついチヤホヤしがちです。けれどもその状態が続くことでいつの間にか彼らの中での順位が逆転してしまっていることがあります。こうなってしまうと大変です。というのも1度“この人は自分より下だ!”と思われてしまうと何をするにも言うことを聞いてくれなくなります。そのような状態で病院に連れてきてもおさえが効かなくなっている犬猫はどうにもなりません。注射を打つにも、検査のための採血をするにも、やはり飼い主さんがある程度コントロールしていただくことで可能になります。家族の一員として迎えると言うことは、ただ可愛がると言うことではないと思います。これはやっても良い、これはやってはいけないというしっかりとしたけじめを持ったしつけをしていかなければいけないと思います。皆さんは大丈夫ですか?
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今年のゴールデンウィークは・・・
今日でゴールデンウィークも終わり、金曜日からは通常通りの診察に戻ります。ゴールデンウィーク中のほとんどの患者さんがほかの病院からの患者さんでしたが、決して軽傷のものばかりではありませんでした。特に出先で怪我をしてしまって出血がひどかったものであったり、旅行から帰ってきたら急に調子が悪くなったり、飼い主さんにとっては最後の最後で大変なゴールデンウィークになってしまった方もいらっしゃいました。?n 明日は休診日を利用して、みなとよこはま動物病院に行ってこようと思っています。症例の相談もありますし、なんと言ってもエネルギーに満ちた病院なので自分も元気になるような気がします。明日は私の1日だけのゴールデンウィーク、しっかりリフレッシュしてきます。
ジェネリック医薬品
最近、テレビでもこの言葉を耳にすることが多いかと思います。ところで皆さんは“ジェネリック医薬品”とは何かご存じですか?これは同じ成分で同じ効果が望める薬なのですが価格の高いもの(先発品)と安いもの(後発品)が存在します。この安い方の薬を“ジェネリック医薬品”といいます。とは言ってもこの“ジェネリック医薬品”は先発品の特許期限が切れないと発売はされません。この時期犬を飼われている飼い主さんにとって、フィラリア予防薬の価格はやはり気になりますよね。?n [もっと読む…] about ジェネリック医薬品
あなたならどうします?
最近はあまり見かけなくなりましたが、捨て犬や捨て猫を見かけたときあなたはどうしますか?“拾ったからにはその子のことを一生涯面倒みるぞ!”という方はなかなかいないのではないでしょうか?1つの命を預かるということは食費やワクチン接種、さらには避妊や去勢手術などの病院にかかる費用を負担しなければならないということ、もちろん金銭的な問題だけでなく住宅事情もあるでしょう。けれどもお腹をすかせて鳴いている犬猫をそのまま見捨てておけない方も多いことでしょう。?n [もっと読む…] about あなたならどうします?
猫のフィラリア症
この時期、犬のフィラリア症の予防についての話題は良く挙がりますが猫にもフィラリア症が存在します。とは言っても獣医側からの啓蒙活動もあまり盛んでない猫のフィラリア症はあまり認知度が低いのが実際です。症状としても一目見て明らかといったものではないため、鑑別が難しいということもあります。もちろんレントゲン検査やミクロフィラリア検査をすることで確定診断に至ることが、できますがなかなかそこまで実施する機会も少ないでしょう。?n 最近では動薬メーカから猫用のフィラリア予防薬も発売されました。猫を飼われている飼い主の皆さん、あなたは猫のフィラリア症予防についてどうされますか?
ドッグショーに行って来ました!
昨日は休みを利用してドッグショーに行って来ました。会場では参加している患者さんや見学にきている患者さんにも会うことができました。常に病気をとおして犬を見ている自分にとっては、たまにこのような形で犬を見ることはなかなか楽しいものでした。犬猫に関わる仕事としてや、はりいろいろな種類やどんな感じの犬がチャンピオンに選ばれるのかなど勉強になることも多いものです。皆さんもお近くでドッグショーが開催されるときは、ちょっとのぞきに行ってみるといいですよ!
フィラリア検査
皆さん、フィラリア予防薬投与前に検査は受けてますか?フィラリア予防薬に添付されている説明書にも注意書きとして“ミクロフィラリアがいないことを確認の上投与すること!”とあります。感染していた場合でもミクロフィラリアを検出できない期間もあり、検査が陰性であっても100%安心!と言うわけではありません。またフィラリアの薬は月に1回と言うことでお忘れになる方もいらっしゃいます。昨年ちょっと飲ませるのを忘れてしまった方はフィラリア検査を必ずお受けになることをお勧めします。?n 昨年、当院でもフィラリアの薬を飲ませたら急に調子が悪くなったという患者さんが来院されました。検査せずに去年の残りの薬の投与をしてしまったようで大事には至りませんでしたが、これはただラッキーだったの1言では済まされないことです。決してフィラリア検査は、病院がお金を儲けるためにやっているものではないことをご理解ください。
ノミダニの駆除薬について
だんだん暑くなるとノミやダニの活動も活発になってきます。ノミダニの駆除薬は1世代前まではノミ取り首輪といったものが主体でしたが、最近は犬猫の体に滴下することで予防することができるものが主流になってきました。ホームセンターやペットショップで購入できるものは、動物用医薬品ではなく強い効果はあまり望めません。それと比較すると動物病院で扱っているものは動物用医薬品であり、的確にノミダニを駆除する効果があります。ここで注意しなければならないのは駆除薬を付けているからと言って絶対にノミダニがつかなくなるかどうかということです。?n [もっと読む…] about ノミダニの駆除薬について
軽率な言葉
医療現場を取り上げたドラマなどで“私に任せておけば大丈夫!”なんてセリフがありますよね。実際、命を扱っている以上軽率なことは言えません。ちょっとしたイボかと思い手術したら悪性の腫瘍であったり、ただの嘔吐かと思えば重大な内臓疾患だったりと症状は思わぬ結果を招くことがあるからです。いくら万全な体勢で望んだ手術でも、麻酔をかけての手術は危険と背中合わせなわけです。経験上大丈夫とは思っていても“任せておいてください。絶対大丈夫ですよ”なんて言葉は後々トラブルのもとになる言葉なんですね。?n 患者さんとしてはこのような言葉を掛けてもらえれば心強いかもしれません。ですが結果が悪かったときにはその落胆は倍以上のものとなるでしょう。獣医師は言葉を慎重に選びながらお話しをしなければならないと思います。ハッタリなんてかませるもんじゃないんですね!
面会について
皆さんは自分のペットが入院した場合、面会したい派ですか?それともしたくない派ですか?整形外科手術をうけた後で安静が必要な場合や、飼い主さんの顔を見ると異常に興奮してしまうようなことがない、限り当院ではなるべく飼い主さんに面会していただいてます。もちろん飼い主さんが希望されない場合は無理にはお勧めしませんが、何かと不安な入院生活をしているペットにとって飼い主さんの顔が見られることは、どんな注射や点滴よりも治療効果があるような気がします。今まで面会に行ったことがない方も、是非一度面会に行って元気づけてあげてはいかがでしょう。きっと喜びますよ!?n※お知らせにもありますが、明日24日は友人結婚式のため私は診療をお休みさせていただきます。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。