少なからず毛を刈ります。人でも盲腸の手術では“下の毛”を剃ってしまうそうです。これは術野の妨げにならないようにといった意味もありますが、毛に付いている細菌が感染を引き起こす可能性があるからです。これは犬猫でも同じ事。というか犬猫の方が感染の可能性は高いものとなるのです。健康な状態ではバリアーとして働いてくれる細菌でも手術などで抵抗性が落ちた体にとっては有害なものとなるからです。?n “手術の際、毛を刈らないで”といった希望もありますが、清潔で安全に手術を進行させ速やかに術後を回復させるためにも必要最低限の毛刈りにご理解を!
normal
気持ちのベクトル
何らかの病気が分かったとき、“あのときこうしていれば”とか“早く病院に来ていれば”などというコメントを患者さんの口から発せられることがあります。確かにその時手を打っていれば回避できたことかもしれません。検査もまめにしていれば早期に発見できていたかもしれません。けれども後悔している間も病気は進行していき、そうしている間もあなたのペットは苦しんでいるわけです。?n 大切なペットが病気になったとき、気をやんだり後悔しない飼い主さんはいないと思います。けれどもこんな時こそ、少しでも早くペットが病気から解放されるように“気持ちのベクトル”の方向を治療に傾けてあげてください。ペットもそれを望んでいるはずですから。
洗濯ネット
猫の飼い主さんにとって“洗濯ネット”に対してのイメージはいかがなものでしょうか?あまり良くない方のが多いかもしれませんね。当院では初めて来院される場合や、手術のためにお預かりする場合は洗濯ネットに入れて来てもらうようにしています。と言うのも、いつもはおとなしい猫でも初めての病院に連れてこられる事は、いつもと違う雰囲気を感じ逃げようとしたり、自分たちに威嚇したりすることは不思議ではありません。?n [もっと読む…] about 洗濯ネット
また×2 おめでたです。
今日は朝1番でこの前診断したチワワの帝王切開があり、2匹の元気な赤ちゃんが産まれました。お母さんの子宮のなかで目一杯大きくなっていたため、飼い主さんにも“切ってもらってよかった”と言っていただけました。ここのところおめでた続きでしたが、さすがに自分の知る限りではもうしばらくないでしょう。あとは産後のケアーがうまくいくようフォローしなくてはいけません。みんな無事に成長してね!!
意外なことが・・・
どんな病気でもそうなのですが意外なことが原因で症状を見せることがあります。勤務医時代のことなのですが、レトリバーが後ろ足を引きずるとのことで来院されたのですが、レントゲンでも異常は認められず一体何が原因なのだろう?と思っていると原因は1匹のダニでした。ダニが指の間で吸血をしていたのです。?n 犬猫の病気についていろいろな情報が氾濫し、いろいろなことを考えてしまいますが、以外とちょっとしたことが原因で今の症状を引き起こしているかもしれません。病院に行く前にまず焦らずにできる範囲で確認してみるといいでしょう。
快適な温度
室内を24℃位に設定すると非常に快適に過ごせますよね。ところが床上30?位までのところで生活している犬猫が感じている温度は設定した室内温度よりも低い事が多いのです。(もちろん床暖房なら問題はないでしょう)特に生まれたばかりの幼い犬猫や心臓病を患っている犬猫にとって30分でも非常に寒い空気を吸っているだけでも肺炎になります。これは冷たい空気により抵抗性の弱った気管支粘膜が炎症を起こすために発症するのですが、室内の空気を循環させることで床付近の空気も暖まりこのようなことを防ぐことができます。飼い主さんもペットの目線で生活環境を整えてあげられるよう心懸けてみると未然に病気を防ぐことができますよ。
咬まれるのも・・・
犬猫を相手にしていればこれも仕事のうちです。とは言ってもできれば咬まれたくないものです。やはり咬まれれば多少なりとも不自由しますし、利き手を咬まれれば処置や手術などで思ったような力を発揮することもできなくなってしまいます。?n やむおえなく咬まれることもありますが、ちょっと獣医さん側からのお願いです。新しい家族として犬猫を迎え愛情を注がれることは大切なことだと思います。けれどもその愛情も間違った方向に進んでしまうと、可愛いかったペットが手のつけようもないわがままなペットにもなりうることもあるのです。せめて家族の方のどなたかがしっかりコントロールできるようしっかり教育してあげてくださいね。
早くも・・・
今年第2号のおめでたです。2?ちょっとのチワワなので飼い主さんも最初から安全を考えて帝王切開を希望されています。予定日は18日、どんな毛色の子犬がでてくるか楽しみです。1月におめでたいことが2つも続く事は病院にとってもうれしいことです。今年は何か良いことがあるといいなぁ!
やはり帝王切開!
10日に妊娠診断でレントゲンを撮影したダックスが本日無事に5匹の赤ちゃんを出産しました。産気づいたとの連絡を頂き何とか自然分娩で!と思っていたのですが、どうも陣痛が微弱でいきむことができない様子、帝王切開となりました。お腹がすっきりしたお母さんは5匹の赤ちゃんそっちのけでくつろいでいました。さあ、明日からかんばって面倒を見てあげてくださいよ!お母さん。
正月休みについて思うこと
1月になり10日が過ぎました。当院は通常通り木曜休みで2日から4日にかけては診療時間を短縮して病院をあけていました。例年通り何件かの初診患者さんがいらっしゃったのだがそのなかでも“重症(あるいは急変することが予測される症状)なものにも関わらずかかりつけの病院にどうしても連絡が取れない”というものがあった。患者さんに聞いてみるとかかりつけは1週間近いお正月休みを取っているとのことでした。?n [もっと読む…] about 正月休みについて思うこと