投稿&骨盤骨折の症例です。近所の病院にはかかったのですが、なかなか後ろ足のびっこが直らないとのことで来院いただいた患者さん。レントゲンを撮ってみると人でいう腰骨(腸骨)がバッキリと折れていました。 これでは体幹と後ろ足が安定しないので、びっこが直らないのは当然。飼い主さんに説明し、早速手術をさせていただきました。骨折している部位も複雑ではないところなので比較的簡単に整復することができると思っていましたが、手術に至るまでの約10日間は思っていた以上に移動した骨片を硬く固定し始めていました。少しずつ骨片を解し、ずらしていきながら、何とかもとどおり整復完了。
先日無事に抜糸も済み、次回はレントゲンにて整復部位の最終確認。安静にとお願いはしているけれど今にも思いっきり走り出しそうな勢い。次回検診までハラハラですが、元気になってくれた姿を見れるのは術者冥利につきます。さて、今週はやっかいな症例が1件待っています。がんばるぞー。
G.W期間中のお休みについて
すでにゴールデンウィークに入られている方もいらっしゃるかと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。さて、当院のゴールデンウィーク期間中の休診のお知らせです。
5月3日(水曜日)〜5月5日(金曜日)の3日間、お休みをいただきます。
皆様、事故や怪我のないお休みをお過ごしください。
4月:診療時間変更のお知らせ
4月から6月は狂犬病予防注射月間です。獣医師会でも4月4日から25日まで市町村指定の場所にて接種を行います。それに伴い当院も集合注射に参加するため、以下の日程は診療時間を変更させていただきます。ご協力・ご理解のほどよろしくお願いいたします。
4月21日(金) 午前休診 午後16時から19時まで
4月22日(土) 午後休診(東京にて会議出席のため)
休診のお知らせ
3月29日(水)は、都合により午後の診療を休診とさせて頂きます。
骨折したメカニズムは?
1ヶ月ほど前に手術を行った症例のご紹介です。以前に車後部ののハッチを閉める際に挟んで骨折させてしまった症例と同様の骨折でしたが、今回はカーブを曲がった際に車内でバランスを崩し骨折したとのこと。車内のどこかに挟んでしまったのでしょうか。このように骨折するのは余程の力がこの部位にかかったからのことだと思われます。骨折した1本1本の骨に直径1.2mmのキルシュナーピンで骨折を整復し、ギブス固定を施し処置を修了しました。先日骨折部位を確認したところ、良好な化骨が確認されたのでギブスを外すことができました。
骨折を治すことも大切な仕事ですが、どのように骨折したかというメカニズムを知ることも手術をする際の参考になります。落としてしまったのか、踏んでしまったのか、自ら飛び降りて骨折したのか原因によって骨折の仕方や部位は異なります。今回の症例も貴重なデーターとして勉強になりました。ご紹介頂いたT先生、ありがとうございました。
年末年始の診療について
気がつけばもう年の瀬。1月に父が亡くなってから、何もかもがあっという間に過ぎていった1年間でした。来年から気分も新たにリフレッシュさせて頂くため、今年は少々長めのお休みを頂いております。
12月29日から1月3日を休診とさせて頂きます。
1月4日は午前10:00〜12:00、午後3:00〜5:00の時間帯で診療いたします。
1月5日 木曜休診日
1月6日より通常診療を開始させて頂きます。
皆様、平穏無事な年末年始をお過ごしください。
12月:診療時間の変更と休診のお知らせ
9日(金曜日)は、10時〜11時の時間帯で不在となります。
10日(土曜日)は、親戚1周忌のため午後のみの診療となります。
14日(水曜日)は、都合により午前のみの診療となります。
17日(土曜日)は、父 1周忌のため午後のみの診療となります。
師走ということで、12月は診療時間等に変更があります。ご迷惑をおかけしますが、ご協力お願いいたします。
10月:診療時間変更と休診のお知らせ
10日(月曜日)は、休診とさせて頂きます。
11日(火曜日)は、休診とさせて頂きます。
22日(土曜日)は、都合により午前休診、午後3時30分からの診察となります。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
骨折の治療法
先日、飛び込みで橈尺骨(前腕)骨折のトイプードルが来院されました。この部位の骨折の治療法には、写真のようなピンニング(金属のピンを骨の中に入れる)という方法と、プレーティング(金属のプレートを骨にあてがう)という方法があります。これがプレーティングですとギブス固定は行わないで済みますが、プレートを当てるのに必要な長さの皮膚切開を行わなければいけないのと骨の形状にプレートを形成しなくてはいけないので技術と時間がが必要となります。もちろん場合によってはプレーティングしかできない場合の骨折もあります。どんな手術法にも利点と欠点があり、適応と適応外があります。どんな場合にも対応できるよう準備と技術の研鑽を積んでおかなくてはなりませんね。
当院をご利用頂く患者様へ
当院は昭和23年、私の先々代にあたる野亦賢一が家畜病院として開業いたしました。以来、現在までこの地で診察を続けて参りました。10年前、道路交通法の改正により路上駐車車両の取り締まりが強化され、当院前の道路もその対象であります。
患者様には申し訳ないのですが当院では立地の関係上、駐車場の用意ができておりません。現在ご提案できるのは当院のガレージ前に乗り上げて頂く方法(1台分)と、当院手前にあるコインパーキングをご利用頂く方法となります。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。