読んで字のごとく、病原菌をもった猫にひっかかれる(咬まれる)ことで発症する病気です。猫ノミが媒介するバルトネラ菌というものが体内に侵入することで感染します。あまり耳にすることがないので、猫を飼われている方でもご存じない方もいらっしゃるかと思います。実際、アメリカやヨーロッパでは数多く報告されているようですが、日本ではごく最近まで病気自体が知られていなかったようです。さてどんな症状が見られるのかというと・・・ [もっと読む…] about 猫ひっかき病
金属疲労!
昨日は診療終了後、プレートが折れてしまったピレネーの再手術を行いました。再手術というものは手術した場所に結合組織というものがでてきてしまうことで、非常に手術がしにくくなっています。昨晩の手術も例外ではなく、がっちりかたまり始めた結合組織を除去するのに非常に時間を取られてしまいました。写真はその際に取り除いた折れてしまった金属プレートです。 [もっと読む…] about 金属疲労!
ここのところ・・・
気がつくと“あっ、今日もEntryできなかった・・・”という日か続いています。決して意図的にさぼっているわけではないのですが、診察以外にもちょこちょこやることがあるとついついあとまわしになってしまっていました。今、私が抱えている症例として参ったというかびっくりしたのは先月骨折したピレネーに使用したプレートが折れてしまったことでしょうか?一緒に手術を手伝ってくれた先生も“えっ、ホントに!”といった感じでした。まあ金属ですし、生体が運動しているときには体重以上の力やねじれといった力が生じるでしょうし、金属疲労が起こりうることではあるのですが・・・新たな作戦のもと近日中に再手術です。また痛い思いをさせてしまってごめんね!
水よりスポーツ飲料を!
まだまだ暑い日が続いています。とはいえ9月に入ってからは朝晩の気温はだいぶ下がってきたようです。ここのところ当院で診察していて見かけるのが、温度差に対応できないことにで下痢を起こしている犬猫を診察することがあります。あまりに重い下痢で食べることもままならない場合は別として、水分補給のためスポーツ飲料を与えることは病院で点滴を受けるくらいの効果があります。 [もっと読む…] about 水よりスポーツ飲料を!
新薬は高し!
獣医界でも毎年少なくとも1〜2つ新しい薬(新薬)が発売されます。それは心臓の薬であったり、痛み止めであったり。どれも副反応や体内臓器に対しての影響について研究されているので安心して使うことができます。良い薬を安心して使えるということはすばらしいことなのですが、特許などの関係で発売当初は値段が非常に高価ということがネックになってきます。身近なところですと“ガスター”という薬があります。発売当初は非常に高価だった薬ですが、現在ではその後発品(ジェネリック医薬品)が発売されたことで手頃な薬として患者さんにも処方できるようになりました。もちろん命に関わるものですから値段がどうこうとはいえませんが、病院自体の仕入れ値が高いものはどうしても飼い主さんのおてもとに渡る際には高くなってしまいます。そのところ皆さんご理解お願いします。
Dr.永岡、来院!
本日27日から28日にかけて宇都宮総合文化センターにて学会が開かれます。その学会にスピーカーとして出席されるため、私の師匠である永岡先生が当院に立ち寄ってくださいました。(写真左から永岡先生、私の父、私、ソウル大学教授・權先生)先日は午後を利用して日光観光、宇都宮に戻ってきてから餃子の食べ歩きと楽しい時間を過ごさせてもらいました。特に帰りの車中では久しぶりに永岡先生からこれからの病院のあり方についてなどアドバイスを頂くことができました。あらためて永岡先生からの獣医師訓にならって毎日を励んでいかねばと思いました。
休診のお知らせ
26日(金曜日)、午後の診察は休診とさせて頂きます。ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願いします。
前立腺にご注意!
前立腺肥大というものは耳にしたことがあるかと思いますが、前立腺嚢胞というものをご存じですか?前立腺は洋なしを二つ並べたような形態をしており、この写真の中央部に黒く抜けているところが嚢胞になります。嚢胞ができるくらいだともちろん前立腺も肥大を起こしており、お腹を押すと痛がったり、排尿が異常に長かったり、ひどい場合には排尿ができなくなることもあります。
前立腺がらみの病気はほとんどが高齢で去勢をしていない場合によく見られます。飲み薬によって治療することもできますが、可能(年齢や健康状態)ならば去勢手術を受けることが一番の治療になります。治療方針については主治医の先生とよく相談してみてくださいね!
自然が豊かだと・・・
私が住んでいる宇都宮というところは、町中からちょっと足を伸ばすと自然が豊かなところに行くことができます。自然が豊かということは人にとっては癒しの効果もあり有り難いことなのですが、犬猫にとっては危険がいっぱいということもあるようです。
なかなか下痢が治らない猫かいるということで便をもってきてもらい検査をしてみると、学生の時に実習で見た以来お目にかかることがなかった寄生虫の卵を見ることができました。“壷形吸虫”というものの卵なのですが、これに感染しているカエルやヘビを摂取することで卵が成虫となり猫の腸で悪さをするようです。とにかく頑固な下痢が症状です。よく狩りをしてくる猫でなかなか治りの悪い下痢では要check!かもしれません。
里親募集!
昨日、病院の入り口にやっと目が開けられるようになった子猫(真っ白な女の子)が置かれていました。非常に元気な声で鳴いています。こちらを御覧頂いている方で、この子の飼い主になってもいいという方がいらっしゃいましたらご連絡下さい。猫を初めて飼うという方でも大歓迎!初年度のワクチン代は無料、以後の治療費も優遇させてでさせて頂きます。