急に後ろ足に力が入らなくなったシーズーが来院しました。股関節が抜けてしまったような立ち方をしているのですが、触診してみると痛みは訴えるもの脚長(左右の足の長さ)をみても股関節は抜けてはいなそう。念のためレントゲンを撮ってみたのですが、背骨にしても股関節部分の骨にしても左右が対称でないことがお判りになるかと思います。(ちょっとポジショニングがいまいちなのですが・・・) [もっと読む…] about 骨が解けていく
仕事にだけ集中できること。
どんな仕事にでもそうですが、仕事が中心(好き)な人間にとって仕事にだけ集中できるということほどありがたいことはないのでしょうか?食事をはじめとした身の回りのことやってみると意外と時間を取られるものです。昨晩は久しぶりに台所に立ち夕食の用意をしてみたのですが、火の前に立って作業をするということはこの時期暑くて大変なことです。
今日はどうしてこんなことをEntryしているかというと、私の母が先週の土曜日より検査入院のため家を空けており、まだ独り者の私と父とで家事を分担しながらやっているのです。慣れない家事をこなすのはなかなか大変なもので、母のありがたみを毎日実感しています。何も心配しないで仕事に集中できるということはありがたいことですよね!(さて、今晩のおかずは何にしようか・・・)
都会では見かけないと思いますが・・・
昨日診療も終わりかけの頃、患者さんから“猫の肛門から長いムシが出てきたので見てほしい!”と連絡をもらい待っていると、横浜での勤務医時代には見かけることの珍しかった寄生虫が・・・。これが“マンソン裂頭条虫”です。写真のものも10cm以上あったのですが、体内では最大250cmにも成長するようです。この寄生虫はカエルやヘビの体内に寄生していた幼虫が猫の腸粘膜で発育するもので、いかに自然が多いところで猫が自由に遊んでいるかがわかりますよね。治療は駆虫薬を飲ませることで駆除できます。もし見つけたら早めの駆虫をお勧めします。
目の上のたんこぶ!
まぶたの内側は非常に分泌腺が活発な場所です。その分泌腺の開口部が詰まってしまうと写真のように盛りあがり、おできのようなものになってしまいます。これが“マイボーム腺腫”というものです。年齢が若いときにはほとんど観察されることがないマイボーム腺腫も、8歳を過ぎる頃から目立つようになってきます。あまり大きくなってしまうと、上まぶた自体を切開して皮膚を形成しなければなりませんが、小さいうちに処置してしまえば・・・ [もっと読む…] about 目の上のたんこぶ!
いつか獣医師にも・・・
皆さん今日の新聞は読まれましたか。特殊な手術技術を持った医師に対して実地試験を行い、その実情と合格率を発表したものです。(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050615-00000101-yom-soci)つい最近の番組でも、第一線で活躍されている先生が薬の処方箋を書くにあたってどれだけ薬の組み合わせ(併用禁忌)について認識しているかという試験を行ったところ平均は40点位と、その場に居合わせた番組関係者も唖然としていたシーンを覚えています。お医者さんの話はさておき、私たち獣医師もどうなのかなぁ?と思いました。獣医師国家試験を通ってしまえばその資格は日本国内であればどこでも通用してしまいます。 [もっと読む…] about いつか獣医師にも・・・
雄がなる病気!
雄(♂)がなる病気というと、猫では尿閉(冬場に多い)、犬では以前にもEntryしている会陰ヘルニア、前立腺肥大、そして肛門周囲腺腫というものがあります。どの病気の男性ホルモンが関わってくるのですが、なかでも肛門周囲腺腫は去勢手術をしていない雄犬に多くみることができます。つい最近も14歳になるMixの犬が肛門の周りにでき物ができ出血しているとのことで診察してみると、ずばり肛門周囲腺腫でした。ちなみにこの肛門周囲腺腫、ほとんどが良性のものなのでご安心ください。
雄がなる病気もこれだけあると早く去勢手術をしなくては・・・と思われる飼い主さんもいらっしゃるかと思いますが、どの病気でも手術をすれば100%完璧というわけではありません。手術をお考えの際は、かかりつけの先生とよく相談のうえ行うと良いのではないでしょうか。
正直者が馬鹿を見る?
ある先生との話、“うちの周りの患者さんは犬も連れてこないでフィラリアの薬を欲しがるんだよ。で、(抗原)検査してからじゃないと処方でしないというとそのままかえっしゃうんだよなぁ・・・”たしかにペットを飼育するに当たって意識レベルの低い地域ではフィラリアはおろかワクチンさえうたないで犬を飼っている方はざらですし、調子が悪いといって診察してみるとこれまたフィラリア症ということなど珍しくありません。もちろん飼い主さんばかりの問題ではく、獣医師側の啓蒙意識にも問題はあります。そもそもフィラリア予防薬は【抗原検査を行ってフィラリアがいないことを確認して処方すること】と薬の説明書にあります。それをわかっていながら検査をせずに処方してしまう獣医さんも多いのです。 [もっと読む…] about 正直者が馬鹿を見る?
もう少し早ければ・・・
重い病気を患っているにもかかわらず様子を見すぎてしまった後に、病院にいらっしゃった患者さんの誰もが心に思うことではないでしょうか?これは治療する病院側でも思っていることは一緒です。けれども私は決してこの言葉を口にすることはしないようにしています。というのも、この一言が病気を治すことができなかった言い訳のようにもなってしまうと同時に、自分のことを責めているであろう飼い主さんの気持ちをさらに責めてしまうことにもなりかねないからです。 [もっと読む…] about もう少し早ければ・・・
サイバー・テロ?
今日は病院ネタではなくホームページネタなのですが、昨日から本日午前中まで私のホームページ(nomata-inuneko.com)にアクセスすることができなくなっていました。もちろん、私も更新しようかと思ってログインしようとしてもできない状態でした。ホームページを管理してくれている増田真樹氏(metamix.com代表)によると、先日“価格.com”がパンクしたのと同じようなことが起きたということでした。アクセスしていただいている皆様にはご迷惑をお掛けしたかと思います。今日からまた頑張って更新してゆきますのでよろしくお願いします。
命に対する考え方
確か2日前だったか、NHKの“クローズアップ現代”を皆さんごらんになりましたか?今までかわいがっていたペットが急に飼い主に対して咬みにきたり、制御できない状態になったりする問題行動の原因について取り上げられていました。番組の中、問題行動が起きてしまう原因やしつけについての内容もさることながら、とりわけ私が気になったのは悪徳ブリーダーの話でした。養鶏場のような狭い場所で子犬を生ませ、“市場に並ぶとき状態が良ければいい!その後どうなろうとかまわない・・・。”こんな命を命とも思っていない悪徳ブリーダーが流行の犬種を交配して売っているんです。けれども悪徳ブリーダーにそうさせているのは、流行の犬猫を欲しがる消費者側のせいなのかもしれません。以前にも同じようなことをEntryしているかと思いますが、このページを訪れてくださった方には、決して流行に惑わされないペット選びをしていただきたいものです。