本日より木曜正午まで、metamix.comのメンテナンス作業のためEntryをお休みさせていただきます。
野良猫≠地域猫
yahooのトピックスを読んでいたところ“地域猫”という言葉が目につきました。読んでみるとさいたま市でこの地域猫が虐待の被害に遭っているとのことでした。ところで皆さん、“地域猫”ってどんなことかお解りになりますか?タイトルにありますように野良猫≠地域猫ではないんです。飼い主はいませんがその地域のボランティアの方によって不妊手術をされ、食餌や糞尿の世話をしっかり受けている猫たちのことなのです。けれど・・・?n [もっと読む…] about 野良猫≠地域猫
ノミ・ダニの季節
少しずつ桜の開花宣言もされ日中の肌寒さも和らいできました。まだまだ寒いのであまり積極的には予防を薦めていなかったのですが、ノミ・ダニが犬に居たという報告を受けました。彼らもだんだん寒さに強くなっているのでしょうか??n もうすぐフィラリアの予防シーズンがやってきますが、今年はノミ・ダニ駆除薬もさらに進歩したものが様々なメーカーから発売されるようです。当院も今年は何を飼い主さんに勧めようかと考えているところなのですが、やはり効果があってお手頃価格のものが一番ですよね。メーカーさんの動向を見ながら一番いいと思われるものをchoiceしたいものです。
予防接種月間です!
4月から6月までの2ヶ月間は狂犬病予防接種月間です。今までも何度かEntryしていますが狂犬病の予防注射というものは、例えが適切ではないかもしれませんが自動車を運転するにあたっての自賠責保険のようなものです。狂犬病の発生は日本では何十年も認められたはいませんが、だからといって接種しなくても良いというものではありません。万が一人を咬んでしまったり、あるいは海外に連れて行かなければならなかったりするときに接種していないと問題が発生します。“うちの子は平気だろう。”とか“うちの子ぐらいは打たなくても・・・”という気持ちはくれぐれも持たないでくださいね。
本日で・・・
2カ月にわたったPetDoc強化月間を終了させていただきます。健康そうには見えても検査してみないと判らないことはたくさんあります。今回のPetDocでも、私自身思わぬ発見をすることができ改めて診察の仕方や検査について考えさせられました。(ただ5歳以下のペットについてはまだまだ必要はないかと思います。相当不摂生をさせていない限りですが・・・)?n 今回のような試みはまた秋にでも実施したいと思っております。今回PetDocを受けることができなかった方も、HomePage上でお知らせいたしますので日頃見逃しがちな健康checkとしてお受けになってみてください。
カビの検査
皮膚病にはいろいろな原因がありますが、その一つにカビが原因による皮膚病があります。“皮膚糸状菌症”といいますが、これを臨床症状のみで判断することはなかなか難しく診断を確定するには“真菌培養”を行うのが間違いないかと思います。(写真は左側が培養前の培地、右側が真菌が培養されている培地です)?n “これはまさかカビによるものではないだろう。”と思っていてもカビによるもので治療が長引いてしまうこともあります。カビによる皮膚病が疑われたなら、お薬をもらうだけでなく真菌培養の検査も同時にしてもらうことが大切ですよ!
ちょっと強烈・・・
昨日のEntryの中に摘出した卵巣と子宮を載せてみたのですが、やはり一般の方には刺激が強すぎますよね。Entryする写真はその都度考えながらどうするかを決めるのですが、やはり飼い主の皆さんに知って頂きたい、あるいは注意して頂きたいこととなるとちょっと強烈なものもEntryせざる負えないときもあります。なるべく吟味してEntryしていくつもりですのでこれからもよろしくお願いします。?n ところで今日もソーセージをビニールが付いたまま食べてしまった子が来院しました。吐かせることができましたが、詰まってしまったら手術しかありません。飼い主の皆さん、食物を与えるときあるいは与えた後の袋などの処分には気をつけてあげてください。
子宮の膨らみ!
“そろそろ避妊手術をしましょうか”ということで5歳の女の子の手術を受けたところ、お腹を開いて直ぐに“あれっ、この膨らみは?”と思ってたぐり寄せたところ子宮にできたしこりでした。これといって大きな症状もなく何となく陰部を気にすることが多いくらいで、このしこりを象徴するような症状は見られていませんでした。?n [もっと読む…] about 子宮の膨らみ!
新しい検疫制度
昨年の11月より狂犬病の国内侵入防止などの目的で、外国から日本への犬などの動物を輸入する際の検疫制度が変更されました。その中でこのHomePageでも取り上げていたマイクロチップの埋め込みが義務付けられました。海外にお住まいの方が日本にペットを連れて帰るとき、あるいは日本から海外に渡航をされる際にはマイクロチップによる個体識別が必要となります。マイクロチップはペットのパスポートの役割を担うようになるようです。これから海外にペットを連れていこうとお考えの方、http://www.maff-aqs.go.jp/をご覧になってみてください。
脊椎疾患
脊椎疾患というと椎間板ヘルニアが1番最初に思い浮かぶ方が多いかと思います。脊椎を患って2ヶ月という雑種のワンちゃんが来院され、通常のレントゲン撮影では一般的なヘルニア所見は認められず、昨日手術を目的とした脊髄造影を行ってみました。通常ですと脊髄神経を圧迫されるのは下方(お腹側)からなのですが、レントゲンをご覧頂けるとお解りになれるかと思いますが脊髄神経は上方(背中側)から圧迫されていました。手術は無事に終わりましたが、これから回復の様子をよく見ていかねばなりません。?n 脊椎疾患に出会うたび思うのですが、病変を通常のレントゲンのみで判断することは難しいと痛感します。腰が抜けてレントゲンを撮影してもわからないときは脊髄造影、可能ならMRIを行うことが症状を慢性化させずに回復へと導く第一ステップのような気がします。腰が抜けたら様子を見ずに早めの検査がお勧めですね!?n