実際に動物の体に触れもしないで、血液検査のデータだけ読んで問題なければ“大丈夫ですね!”といった先生もいるようです。けれども飼い主さんは元気がないといっている以上、私たち獣医は何らかの原因を見つけなければいけないのではないでしょうか?かといって正常な状態でも若干数値に変動があるものをみて病気にしてしまってもいけないのですが・・・。様々な検査機器が発達し、今まで発見しにくかった病気を早期発見できるようになりましたが、やはり診察は実際に動物の体に触れて、心音を聞き,体温を測り,吐く息のにおいをかぐetc.などの五感を使った診察は、どんなに機器が進歩してもこれを凌ぐものはないでしょう。これからのシーズン少々忙しくなるとこういったことを忘れがちになってしまいます。“こういうときこそしっかりしなければならないな”ふと思う一日でした。
4月です!
東京の方は桜も満開でしょう。当院の後ろも宇都宮市立の公園がありもうすぐ桜が満開になります。なんとなく飼い主さんも犬猫もウキウキするシーズンですが、暖かい日があったと思ったら急に冷え込む日もあります。このようなときには病気になりやすかったり、思わぬ伝染病(パルボのような)が流行する時期でもあります。4月は狂犬病の予防接種や早いところではフィラリアの予防を始めなければならないため、動物病院に足を運ばれる機会も多くなることでしょう。この機会に健康診断を受け病気の早期発見に努めましょう。
出身大学と臨床経験
日本は昔からの風潮で“出身大学”を重視する人が未だに多くいるようです。名の通っている大学を卒業したならば、何でもできると思われている方がいらっしゃるようです。まず、大学を出て国家試験を通ったばかりの獣医はどの大学出身者でも何もできないでしょう。(もちろん所属していた研究室が臨床系ならば少々のことはできますが・・)私が偉そうに言えることではないのですが、大学の6年間では国家試験に受かる勉強ばかりで、臨床実習に費やす時間ははほとんど無いからです。問題はどの大学を卒業したかではなく、卒業後に何処(個人病院or大学病院or海外)でどんな勉強(修行)をしてきたということではないでしょうか?“あそこの先生は〜大卒業だから。”といった観点では病院選びの指標にはならないと思いますよ!
様子をみるということ
これって私たち獣医でも判断が難しいことがあります。明らかな原因があっての症状であれば、軽い吐き下痢くらいならば様子を見ても良いかもしれません。けれども原因もわからない吐き下痢では、症状の進行もこの先の様子も予測することは難しくなります。自分は病気のことを“火事”に例えることがあります。小さな火事ならば消火(治療)も回復も速やかに進みますが、大火事となると仮に消火できたとしてもそのダメージは大きなものとなります。ちょっとおかしいかな?と思われたらかかりつけの先生に相談してみてください。様子をみすぎて大火事にしないように!
一度は見たことが・・・
ありませんか?これが瓜実条虫というもので、犬猫での感染率は30〜50%といわれています。ほとんどの場合が無症状ですが、犬猫がしきりにお尻を気にして床にこすりつけるような症状がみられたら、肛門の周りあるいは便をよく見てみてください。?n 瓜実条虫は駆虫薬で治療することができますが、これからの時期ノミやシラミ対策が予防につながります。シーズンインを前に充分な対策をとりましょう!
気にしないので・・・
初めて病院に来られる方、あるいは久しぶりに病院に来られる方で“実は前の病院で〜でした。”ということをなかなかお話ししていただけないことがあります。確かに打ち明けにくいこともありますが、処置や薬を処方するにあたりこれが非情に大切なことなのです。例えば“〜にアレルギーがある。”とか“心臓病で〜という薬を処方されている。”など処置や薬の処方に大きな差がでます。?n “先生(前の先生にも)に悪いと思ってなかなか言えませんでした。”という方がいらっしゃいますが、治療をスムーズに行うためにもどんどん話してください。少しでも疑問に思うことがあれば詳しく説明させてもらいます。少しでも早く病気を治していくことに専念しませんか?
友達の開業
昨日は休みを利用して横浜のみなとよこはま動物病院と、大学の同期生が開業したので病院見学に行って来ました。みなとよこはま動物病院は相変わらず忙しく、設備もさらに充実していました。正直、行くたびに何かしら変化があるのには驚きです。また勤務していた頃の患者さんとも会うことができ楽しい時間が過ごせました。?n 大学の同期生は横浜の青葉台駅の東急スクエアという駅ビル?内にテナント形式で開業したのですが、非常にきれいな病院にはビックリしました。これからはこのような形式での開業が増えるのでしょうか?何にしても友達の開業はうれしいことです。是非、ご近所の方は行ってみてくださいね!
お疲れさまでした!
19日より研修に来ていた実習生が、今日で病院実習を終えました。まだ専門学校の1年生でしたが専門的な知識も身に付いており、理解力もありこれから先が楽しみです。私たち獣医も患者さんにとってもそうですが、自分にあった病院あるいは自分のためになる病院を見つけるということはなかなか大変なことだと思います。良い病院を見つけられるようこれからもがんばってくださいね!
スポンジたわし
雨降る寒い一日。今日は静かな午後を過ごせるかな?と思っていたら、1本の電話で事態は変わってしまいました。1歳のゴールデンレトリバーが台所で洗い物に使うスポンジたわしを飲んでしまったとのこと、急遽、来院してもらうようにお話ししました。当の本人は満足そうにケロッとした顔をしていますが、レントゲンをつったらそのままの形でスポンジたわしが写し出されました。早速、当院秘伝?の催吐剤で吐かせることにしたのですが、なかなか我慢強く吐こうとしません。これは参ったなと思っていたらフードとともに青い物体が・・・。処置開始から1時間弱、これに懲りて変なものは食べちゃだめだよ!
目にはご注意!
パグやシーズーではどうしても他の犬種に比べ目が出ているため写真(目の中心付近に傷があります)のようなケガをしやすいのです。散歩中に植え込みのなかへ元気に入っていって出てきたらば目をショボつかせていたなんてことは良くあることです。写真のパグ犬はまだ症状が軽い方ですが、目の傷はその程度によっては視力を失ってしまうこともあります。お散歩中には特に気をつけてあげてくださいね。