大型犬に多いのですが、ヒトで言う肘・踵の部分は毛が抜けて写真のように皮膚が硬くなってしまいますよね。このように硬くなってしまうと毛が新たに生えてくるのは非常に難しいでしょう。このような皮膚の状態を“胼胝(べんち)”といい皮膚の角質層が肥厚(厚くなる)してしまったことで起こります。?n [もっと読む…] about ガサガサ・かちかち
私事ですが・・・
本日8日は私の誕生日です。今年の3月でリニューアルオープンしてまる2年、3年目へと突入します。何か新しいことをと思い昨年からホームページを始め少しでもお役に立つ情報を提供出来るよう心懸けてきましたが、1つ年をとったことでまた新たに何か目標を立てそれを実現できるようがんばらねばと思っております。30歳を過ぎると1年が非常に早く過ぎて行く様な気がします。ただ1年を漫然と過ごしてしまわぬように今年は学会などに積極的に参加(発表する側として)したいですね。?n 明日からもさらにこのホームページが充実するようがんばっていきます!
専門以外のことも
獣医が専門的なことを知っているのは当たり前のことです。でなければ診断から治療が出来ないのですが、それだけではいけないんですよね。と言うのも患者さんにとって専門用語を並べ立てられた説明や話では正直解りませんよね。難しい言葉をかみ砕いて説明したりその中にちょっとした雑学を交えて説明した方が理解していただけますし、患者さんとのコミュニケーションもとりやすくなりますしね。(最近は鳥インフルエンザのことでご質問を受けることが多いです)?n ちょっとした雑学も解りにくかった説明を解りやすくしてくれます。このHome Pageを訪れてくださった方で“こんな本も読んでみるといいですよ!”と言った本があったら是非Commentに書き込んでください。お待ちしています。
目が白く見える・・・
と言えば皆さんおわかりになると思いますが、犬猫にもヒトと同じように白内障があります。ただしその種類には老齢性・若年性・病因性(糖尿病による)に分類されています。一般的には7歳過ぎ頃から起きる老齢性白内障がほとんどですが、まれに1〜2歳未満で発症してしまう若年性白内障というものもあります。これは遺伝的なものが多いのですが、症状は白内障ではとどまらず失明にまで至る事もあるようです。?n どの白内障についても有効な予防手段はありませんが、点眼薬によってわずかではありますが進行を遅らせることが可能です。快適な老後を過ごさせてあげられるよう早めの対策をとってあげてください。
意味ある行動
犬が何かをして欲しいときに吠えたり、猫がおもてに行きたいがためにずっと扉の前で座り込みをしていたりと、彼らの行動には必ず何かしらの意味があります。例えば犬が飼い主さんに向かって吠えたとすると“そろそろ〜の時間だね”といった具合に吠えたことに対しての要求を満たしてしまうことが多いかと思います。扉の前で座り込みをしているからといって“さあ遊んでおいで”といった具合におもてに猫を出してしまうことは、伝染病に感染したり望まない交配の原因となります。?n このように彼らの要求をすぐに満たしてしまう飼い主さんの行動は、思ってもいない弊害をもららしてしまうことがあります。ここは飼い主さんとペットの根比べです。決して根負けしないでくださいね!
母子免疫とワクチン
新しい犬猫を飼い始めたときワクチンはいつ接種すべきか?というご質問を受けることがあります。母子免疫というものがあるのをご存じですか?これは胎盤や初乳を介して母体から子供に受け継がれる免疫のことなのですが、しばらくの間はこの母子免疫が子供を病気から守っています。母子免疫が成立しているときはワクチンを接種しても充分な効果を得ることは出来ません。かといってあまりワクチン接種が遅くなっても病気にかかってしまいます。?n [もっと読む…] about 母子免疫とワクチン
薬の効果
体調を崩したときには何らかの薬を投与しますが、すぐに効くものばかりではありません。また投与すればずっと効いているものもありません。(種類にもよりますが投与後2時間過ぎから効いてくるものが多いようです)また薬の効果は年齢にも大きく左右され、若ければ非常に効果が認められても高齢のものでは効果よりも薬害(副作用)が強くでてしまうことがあります。年をとってくるとなかなか病気が治らないのはこんな事も影響しているのです。?n 薬を投与することで飼い主さんは安心するかもしれませんが、薬を投与した後の経過をしっかり見てあげることも大切です。“薬を与えているから!”と安心しきらないでくださいね。
より良い説明を求めて
飼い主さんがペットの異常に気づき来院され、私たち獣医は稟告に基づいて検査・診断をしていくのですが、病気の診断がしっかりつかみ切れる場合ばかりではありません。正直、確定診断に至らないこともあります。レントゲンなどのように画像によってしっかりつかみきれるものなら良いのですが、内科的なものだと発症するまでのメカニズムをしっかり理解していないと、治療も説明もとんちんかん(死語かな?)なものになってしまいます。最近、生理学からはいっていく内科の本を購入し新しい知識を得られるよう読み始めました。病名はわかってもメカニズムが解らないうわべだけの獣医にならないように・・・。
Petを飼うことは
Petを飼い始める動機というものは人それぞれ様々だと思います。癒しを求めるためだったり、新たな人生の友としてだったりと、楽しいことのみを思い描いている方がほとんどで、最初から“死”のことを考えてPetショップに行かれる方はいないでしょう。けれども“生”あるものはいつかは終わりを遂げるときが来ます。それが寿命のためか、病気のためか、あるいは突然の交通事故で訪れるかはわかりませんが、本当に最後までその命の面倒を見ることが出来る心構えが必要ではないでしょうか。決してブームに踊らされて1つの命を買ってしまう、といった安易な気持ちでPetを飼い始めて欲しくないものです。
先輩の開業!
大学1年生の頃からの先輩で、永岡犬猫病院時代も一緒に寝食をともにした先輩が2月1日に開業します。その先輩の病院の披露パーティーのため本日午後の私の診療はおやすみさせていただきます。大学時代を過ごした藤沢での先輩の開業、自分も久しぶりに藤沢に行けるのでちょっと楽しみです。(注・本日のEntryは27日に書かせてもらっています)